村山浅間神社

2013年に世界文化遺産の構成資産に登録された、富士山信仰の歴史を語る上で欠かせない神社です。富士山修験道の中心地であり、明治の廃仏毀釈（はいぶつきしゃく）までは寺院が存在しました。近年、修験者が富士山登山に使ったとされる村山道が有志により再発見されたことでも話題のスポットです。最寄りのバス停までは徒歩1時間の距離ですが、是非一度訪れておくべき価値があります。

山宮浅間神社

創建は不明瞭ながらその歴史は古く、富士山本宮浅間大社はこの山宮浅間神社から移転されたと伝えられています。社殿の代わりに遥拝所があり、現在でも直接富士山を遥拝する形式になっていることが特徴的な神社です。これには社殿を建てるための棟上げの度に、台風など悪天候の影響により社殿が壊れてしまったという言い伝えがあります。

北山本門寺

正式名称は、「法華本門寺根源富士山本門寺」です。日蓮宗の歴史ある寺院で、西山本門寺・大石寺・下条妙蓮寺・小泉久遠寺と並んで富士五山のひとつに数えられています。境内には、「題目杉」と呼ばれる樹齢700年を超える杉があり、静岡県の天然記念物に指定されています

大石寺

2021年に大改修工事が完了した三門は、東海随一と評される木造朱塗りの大楼門で、富士山と並び立つ姿は見事です。富士山の眺めが良く、桜の名所としても有名です。ソメイヨシノやシダレザクラ、ヨシノザクラなど、春には7,000本の桜が咲き誇り、沢山の花見客で賑わいます。

狩宿の下馬桜

1193年に行われた富士の巻狩りの際に、源頼朝が馬を繋いだとされる、アカメノシロバナヤマザクラの一本桜です。別名「駒止め桜」とも呼ばれています。樹齢830年以上を誇る、国の特別天然記念物であり、日本五大桜のひとつです。

白糸の滝

世界文化遺産の構成資産に登録されている、天下の名瀑として有名な滝です。高さ20m、幅150mと迫力ある瀑布は、数年から十数年かけて富士山と天子山地の伏流水が溶岩流の間隙からあふれ出す圧巻の光景です。是非マイナスイオンをたっぷりと浴びて、歩き疲れた体をリフレッシュして下さい。